[ カネボウ粉飾シリーズ ] 2005/09/16(金)
しかし、公認会計士側も往生際が悪いですね。関与を完全に否定しています。恐らく同業者から見たらそんな訳ないだろうと一目で分かる状況だと思います。かなり神経が麻痺していますね。まあ恐らく相当金も貰っているのではないかと思います(予想)。
本来公認会計士は、投資活動や、企業活動を活発化させるために公表される財務諸表について投資者が意思決定を誤るような虚偽の表示がされていないかをチェックすることが仕事です。
企業は基本的に自分の会社を良く見せたいとの意思が働きます。利益が出ている会社の株は人気が出ますので、株価も上がり、企業価値も高くなります。また融資などもしやすい環境になります。しかし、嘘の報告をすることによって財政状態を良く見せると、それを信じて株に投資した人が損をすることになります。それを防ぐために監査をするのです。
その部分がしっかりしていないと、誰も企業の公表する情報を信用することができなくなり、投資することをやめてしまうでしょう。そうすると日本の経済は失墜していきます。海外からの投資もなくなります。日本は信用できんということになり・・・。
つまり、こういう事件が続くと日本国の信用にかかわる大問題に発展していきます。
今回、粉飾を支持した経営陣は罰せられて当然ですが、注目は粉飾に加担した会計士の処分です。公認会計士協会は昨今、このような問題にだいぶ過敏になっておりますし、あちこちで会計士のなれあい体質が問題になっております。見せしめになるのではないでしょうかね。
にしても、中央青山関連のこういったニュースが多いですね。
[ カネボウ粉飾シリーズ ] 2005/09/13(火)
カネボウの粉飾決算ですが、
監査法人側も刑事事件の対象になってきました。
有価証券報告書に経営者と共謀して虚偽の事実を表示した疑いがあるということです。
中央青山監査法人は関与を否定していますが、1975年よりカネボウの監査を担当して、800億の債務超過を資産超過にするという巨額の金額の粉飾を行っているという事実を見るととても関与していないとは思えないと思います。逆に本当に関与していないとしたら、職業的監査人の監査そのもの自体の信頼性の問題になります。
ただ30年カネボウの経営状態を最も近いところから、客観的に見続けてきてこの粉飾の事実を何年も見逃し続けると考えるほうが不自然です。そこには共謀があったと誰もが感じると思います。
監査とは疑いを持って行う行為です。また、誰が見ても監査の結果が正しいと思えるような状態にしないといけません。そうしないと財務諸表に対する信頼は得られません。特定の会社と長い期間付き合っていれば、仲良くなるのが人情です。当然良くも悪くも深い仲になっていきます。そんな状態で経営者に会社を潰したくないと懇願されてしまったら・・・・。あってはならないことだとは思いますが、情に流されるということはあり得る話ですね。本来は短い期間で担当を代えていく必要があります。
本来なら良い人とは長く付き合いたいと誰もが思うと思います。しかし、現代社会では不特定多数の方を相手に物事を行う必要が大いにあります。そうなるとそういうことが足かせになる場面も多いですね。良いのか悪いのか難しいところですね。
[ カネボウ粉飾シリーズ ] 2005/08/19(金)
この記事を読むと明らかに監査法人側はカネボウ経営陣の粉飾するぞという意図を感じながら無限定適正意見を出していたことになる。となるとこれは重大な犯罪行為と採られても文句は言えない。
監査とは決算報告書に虚偽の表示が無いかどうかを突き止めるものであり、当然限界はあるが、監査側がこれなら大丈夫だろうという心証を得ない限り適正意見は出してはいけない。
この状況は明らかに
「これくらいの粉飾ならばれないね」と言った感じでGOサイン出しているようなものである。
これなら大丈夫だろうというのは、極論を言えば投資者=株を買う人が決算書を見て株の売買を決断したとしてもその決算書のせいで損害を被ることは無いということである。
今回の件は明らかにそうではない。
こういうことを繰り返すと日本の監査は機能していないと海外から評価されてしまい、日本の企業は信用できないので投資の対象からはずすということになってしまう。そうすると日本の企業は資金調達が困難になり、競争力が落ちていくということになってしまうのである。
今後監査の中身は厳しくなっていく模様です。いい加減なことをする人が多ければしょうがないですね。
[ カネボウ粉飾シリーズ ] 2005/08/03(水)