足立武彦税理士事務所(名古屋) 経営・税金・不動産等のご相談はお気軽にどうぞ

足立会計事務所です。ご相談はこちらTEL052-694-2051(9:00〜17:00)。税金、経営、パソコン、不動産、等々相談にのります。 メールでのお問い合わせはt_adachi@tkcnf.or.jpまでよろしくお願い致します。

カネボウ粉飾決算・会計士宅から証拠書類押収

カネボウ粉飾シリーズ ] 2005/09/16(金)

カネボウの粉飾決算事件ですが、
逮捕された中央青山監査法人の公認会計士宅より、虚偽記載の証拠書類等が押収されました。
粉飾決算

しかし、公認会計士側も往生際が悪いですね。関与を完全に否定しています。恐らく同業者から見たらそんな訳ないだろうと一目で分かる状況だと思います。かなり神経が麻痺していますね。まあ恐らく相当金も貰っているのではないかと思います(予想)。

本来公認会計士は、投資活動や、企業活動を活発化させるために公表される財務諸表について投資者が意思決定を誤るような虚偽の表示がされていないかをチェックすることが仕事です。

企業は基本的に自分の会社を良く見せたいとの意思が働きます。利益が出ている会社の株は人気が出ますので、株価も上がり、企業価値も高くなります。また融資などもしやすい環境になります。しかし、嘘の報告をすることによって財政状態を良く見せると、それを信じて株に投資した人が損をすることになります。それを防ぐために監査をするのです。

その部分がしっかりしていないと、誰も企業の公表する情報を信用することができなくなり、投資することをやめてしまうでしょう。そうすると日本の経済は失墜していきます。海外からの投資もなくなります。日本は信用できんということになり・・・。

つまり、こういう事件が続くと日本国の信用にかかわる大問題に発展していきます。

今回、粉飾を支持した経営陣は罰せられて当然ですが、注目は粉飾に加担した会計士の処分です。公認会計士協会は昨今、このような問題にだいぶ過敏になっておりますし、あちこちで会計士のなれあい体質が問題になっております。見せしめになるのではないでしょうかね。

にしても、中央青山関連のこういったニュースが多いですね。



カネボウ粉飾 中央青山監査法人の会計士4人捜査対象

カネボウ粉飾シリーズ ] 2005/09/13(火)

カネボウ粉飾

カネボウの粉飾決算ですが、
監査法人側も刑事事件の対象になってきました。
有価証券報告書に経営者と共謀して虚偽の事実を表示した疑いがあるということです。

中央青山監査法人は関与を否定していますが、1975年よりカネボウの監査を担当して、800億の債務超過を資産超過にするという巨額の金額の粉飾を行っているという事実を見るととても関与していないとは思えないと思います。逆に本当に関与していないとしたら、職業的監査人の監査そのもの自体の信頼性の問題になります。

ただ30年カネボウの経営状態を最も近いところから、客観的に見続けてきてこの粉飾の事実を何年も見逃し続けると考えるほうが不自然です。そこには共謀があったと誰もが感じると思います。

監査とは疑いを持って行う行為です。また、誰が見ても監査の結果が正しいと思えるような状態にしないといけません。そうしないと財務諸表に対する信頼は得られません。特定の会社と長い期間付き合っていれば、仲良くなるのが人情です。当然良くも悪くも深い仲になっていきます。そんな状態で経営者に会社を潰したくないと懇願されてしまったら・・・・。あってはならないことだとは思いますが、情に流されるということはあり得る話ですね。本来は短い期間で担当を代えていく必要があります。

本来なら良い人とは長く付き合いたいと誰もが思うと思います。しかし、現代社会では不特定多数の方を相手に物事を行う必要が大いにあります。そうなるとそういうことが足かせになる場面も多いですね。良いのか悪いのか難しいところですね。



カネボウ粉飾ーやっぱり知っていたのでは

カネボウ粉飾シリーズ ] 2005/08/19(金)

適正意見

この記事を読むと明らかに監査法人側はカネボウ経営陣の粉飾するぞという意図を感じながら無限定適正意見を出していたことになる。となるとこれは重大な犯罪行為と採られても文句は言えない。

監査とは決算報告書に虚偽の表示が無いかどうかを突き止めるものであり、当然限界はあるが、監査側がこれなら大丈夫だろうという心証を得ない限り適正意見は出してはいけない。
この状況は明らかに
「これくらいの粉飾ならばれないね」と言った感じでGOサイン出しているようなものである。

これなら大丈夫だろうというのは、極論を言えば投資者=株を買う人が決算書を見て株の売買を決断したとしてもその決算書のせいで損害を被ることは無いということである。
今回の件は明らかにそうではない。

こういうことを繰り返すと日本の監査は機能していないと海外から評価されてしまい、日本の企業は信用できないので投資の対象からはずすということになってしまう。そうすると日本の企業は資金調達が困難になり、競争力が落ちていくということになってしまうのである。

今後監査の中身は厳しくなっていく模様です。いい加減なことをする人が多ければしょうがないですね。



カネボウ粉飾決算

カネボウ粉飾シリーズ ] 2005/08/03(水)

カネボウの粉飾決算が世の中を賑わしています。
粉飾決算
実際に何がいけないのかというと、

嘘をついたことです。

上場企業は有価証券報告書を提出しなければなりません。
これにはその期の損益計算書や貸借対照表も含まれます。
その中にその期間にどれだけの利益が出たのかということが表示されます。
カネボウは利益が出てなかったのに出ていたかのように報告したということです。
では何故このようなことをするのでしょうか?
企業は資金を集めるために株を発行します。その株は売買され、人気のある株は皆欲しがるので、株の価格が上昇します。そうすれば、企業も資金を集めやすくなります。この時投資をする人達は企業の決算書を見てそこの会社の株は買ってもいいのかを判断します。つまり、儲かっている企業ならば、配当も貰えるし、株の値段も上がると予想するわけです。しかし、儲かっていないならば、配当も貰えないし、買っても値段が下がって損をすると判断するわけです。
カネボウはこうなることを嫌がって、報告書に嘘を書いて利益が出ているよとした訳です。

こういうことをしてしまうと、当然その報告書を見て株を購入した人は大損してしまった訳で、株はただの紙切れ同然になってしまったと思います。決算書に対する信頼性が薄れていくと日本の経済にとてつもないダメージが生じるのは間違いありません。

上場企業の会社等には監査法人もしくは、公認会計士による監査が義務付けられています。これは、決算書が正しく作られているのかを調べるものです。

当然カネボウも監査を受けています。中央青山監査法人が担当していました。

では何故このようなことになってしまうのでしょう。

本来決算書というのは、企業の責任の下に作成されます。それを、監査人が調べるのですが、当然完全に全ての取引について調べるのは不可能です。とういうのは量が膨大だからです。また、会社を取り巻く人々で結託をして、嘘をつかれてしまうと、誤っているところが見えなくなることもあります。つまり、いくら監査をするからと言っても決算書の信頼性というのは企業のスタンスによる部分も非常に大きいということです。現在監査法人に対する調査も入っている最中なので、実際には監査法人も絡んでいるのか、全く監査法人には関係ないのかは分かりませんが…。

ただ、やはり嘘をつくと当然どこかで歪は生じるもので、カネボウも今後存続できるかどうか分からない状況になってきました。

決算書等を改ざんすることはそれ程難しいことではないかもしれませんが、立派な犯罪であることを認識する必要があります。

これは大企業に限った話ではなく中小企業でもそうです。商人の義務として商法にも明記されています。商売をしていく上で非常に重要なことです。実質的に、しっかりとした決算書を作成することは、企業の状態を正確に把握することにも繋がるので自社の経営の根幹を支えることになります。

正直者がバカを見る世の中にはしたくないですね。


BOOK ABOUT TAX

SEARCHI IN THIS SITE

CALENDER

06 | 2008/07 | 08
S M T W T F S
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -

TRACK BACK

PROFILE

profile_image

名前 : adachi.jr
経歴
大阪大学大学院基礎工学研究科
情報数理系専攻 修了 工学修士
元(株)リクルート 名古屋住宅情報所属
現在 足立会計事務所所属

お問い合わせはこちら

不動産関係もまあまあ強いです。
名古屋のマンションお探しの方相談のります。

IEでの表示がおかしかったのでリニュアルしました。これからもよろしくお願いします。ちなみにFire FOXで動作確認してます。IEも意識はしています。




RSSフィード : RSS