[ 企業買収 ] 2005/09/01(木)
TBS増資の件ですが、
裏にはやはり村上ファンドが居ました。
村上ファンド
今回の増資に関して怒っているようです。
自分の意思に反して、議決権比率が下がるので当然ですね。ただ、株主の議決権比率が落ちるということですが、これは取締役会の決議で決まります。つまり株主の意思はそこには反映されないということですね。株主の議決権の保護よりも、資金調達の機動性が重視されているということです。著しく株主に経済的不利益を与えるような発行は制限されますが、会社支配権に関する権利に関しての保護は弱いです。
商法ではそうなっています。
今回の増資の目的が資金調達という側面より、支配維持のための意味合いが強く受け取れるので村上さんは怒っているのだと思います。
株式を上場させるということは株を成熟した市場の中で売買できるようにするということです。なので極端な話、他人に株を買われたくなければ、株を上場させなければ良いのです。上場させれば、株価が上昇し、企業の資金調達もしやすくなります。その一方で誰が株主になるのかは分かりません。ただ、もともと株式会社は所有と経営の分離という考え方が根本にあり、会社自体が経営者のものではないということは商法にも明確化されています。
日本の企業は皆が経営者の椅子に座っていたいがために会社を守るというよりは、経営陣の地位を守るために防衛している感じですね。気持ちも分からないでもないですが、そろそろその考え方を皆改める必要が出てきているのかもしれませんね。
大きい企業だけで、お互いの株を持ち合っていると、経済の活性化には繋がりません。日本だけ取り残される可能性もあると思います。
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